Background

看護師の転職Tips

看護師向け円満退職のコツ

退職を伝えるのは精神的にとても負荷がかかることです。今まで頑張って働いてきたことを考えると、誰もが円満に気持ちよく送り出してもらいたいと願うでしょう。しかし、病院側としては、なるべく退職者を出したくないという気持ちから、退職しないように説得を続けたり、退職の話をうやむやにしたりすることも少なくありません。先輩看護師や看護師長から、退職について納得してもらいながらも、今後について応援してもらえるような退職の伝え方とはどういったものなのでしょうか。

1:退職日を決める

看護師の場合、4月または10月に転職する(新しい職場に入る)ケースが多いと言います。

年度の代わり目であることや、2月3月、ボーナス後である8月9月に転職希望者が多いことが原因だと考えられます。

まずはご自身で、どの時期に退職をするか自分の中で具体的に時期を決めておきましょう。例えば総合病院などでは新人が育っていない時期であると退職しにくいことがあります。自分の希望を優先しつつも今の職場の現状を考えた上で、退職時期を決めるのが良いでしょう。

また、退職時期を決める前には必ず就業規則を呼んで読んでおいてください。病院の場合、3ヵ月前には退職の申し出をするケースが多いですが、中には6ヵ月前という病院もあります。一方で労働基準法においては退職したい日から2週間前に申請を出せば良いとされています。退職したいのにしつこく止められる、話をきいてくれない等、適切な対処をしてもらえないのであれば郵送などで退職届を提出してしまっても良いかもしれません。

2:退職理由は改善できることにしない

退職理由は人それぞれですが、本音と建て前を上手く使い分けましょう。ポイントは改善できることを理由にしないことです。例えば、人間関係が大変なので辞めたい、体力的に夜勤をこなすのがつらいといった理由だと、気持ちを変えれば気にならなくなる、体力をつければ大丈夫など、改善案を提案され、退職意思を受け入れてもらえなくなる可能性があります。

もちろん退職理由で嘘をつく必要はありません。まずは退職理由を洗い出してみて、その中で改善できなさそうな理由を探してみてください。

3:退職願と退職届

退職願は文字通り、退職したいという希望を伝えるものです。退職願が受理されて初めて退職が決まります。一方、退職届は提出した段階で退職が決まるものです。提出したら原則撤回することができません。

円満退職をするためにはまずは自身の上司、例えば看護師長に退職願を提出します。病院や企業の規定にもよりますが、退職日が確定したら改めて退職届を提出することになるでしょう。

なお、万一、引き留めが厳しいなど、退職することが困難になりそうな時は退職届を書いて提出してしまっても良いかもしれません。

看護師の退職届

看護師の退職届け

<ポイント>

・退職理由は「一身上の都合により」と記入。詳細な理由は書かないこと。
・印鑑はシャチハタではなく認印(銀行印)を押す。
・退職願の時の文章は「この度、一身上の都合により、〇年〇月〇日をもちまして、退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」と書く。和暦でも西暦でも構いません。

4:強い引き留めに合わないために

医療職の中でも看護師は常に人材不足の状態が続いています。厚生労働省が掲げる重点課題の一つとして、看護師の供給が挙げられていることからしても、国としての取り組んでいかなければいけない課題と言えます。

以上のことから、看護師さんが退職をする際には強い引き留めに合う可能性があります。

強い引き留めに合わず、円満に退職するためには「退職をする」という意思を明確に持つことが重要です。辞めさせてほしいのではなく、辞めるという気持ちを持ち、看護師長などご自身の上司にきちんと伝えましょう。

万一、退職交渉が難航したら、コンサルタントにご相談ください。もちろん、退職を伝える前に相談いただくのも問題ありません。わからないことがあればいつでもご連絡ください。