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看護師の転職コラム

看護師の人数 都道府県ランキング

日本に看護師は何人いるのでしょうか? 2年に1度、厚生労働省で発表されている統計データによると、日本全国で看護師として勤務している方は、114万9,397人。保健師(5万1,280人) ・助産師(3万5,774人)・准看護師(32万3,111)を合わせて、155万9,562人の方が働いています。 そのうちの93%、145万2,092は女性です。日本に住んでいる女性の、約45人に1人は、看護師・准看護師・保健師・助産師として働いている計算になります。 看護師の人数に関する様々なデータを、都道府県別にご紹介していきます。

 

看護師の人数 都道府県ランキング

■看護師が多い都道府県 ベスト10

 1位 東京都        104,744 人    (9.1%)  
 2位 大阪府          73,457人     (6.4%)
 3位 神奈川県      62,794人    (5.5%)

 4位 北海道      61,624人    (5.4%)
 5位 愛知県      58,387人    (5.1%)
 6位 福岡県      56,955人    (5.0%)
 7位 兵庫県      50,916人    (4.4%)
 8位 埼玉県      46,416人    (4.0%)
 9位 千葉県      41,999人    (3.7%)
10位 静岡県      31,000人    (2.7%)
 

東京都には、10万人以上の方が看護師として働います。
それでは、日本で1番看護師が少ない都道府県は、どこでしょうか?

■看護師が少ない都道府県 ベスト10

 1位    鳥取県      6,752人    (0.6%)
 2位    山梨県      7,756人    (0.7%)
 3位    島根県      8,332人    (0.7%)

 4位    福井県          8,497人    (0.7%)
 5位    徳島県          8,726人    (0.8%)
 6位    高知県        10,159人    (0.9%)
 7位    和歌山県    10,225人    (0.9%)
 8位    佐賀県        10,579人    (0.9%)
 9位    秋田県        10,922人    (1.0%)
10位    香川県        11,000人    (1.0%)

日本で1番看護師が少ない都道府県は、鳥取県です。鳥取県は、日本で1番人口が少ない都道府県で、人口は約560,586人(2018年9月)。看護師が多い都道府県ベスト10の合計看護師数、588,292人よりも少ない人数です。

都道府県 看護師の人数マップ

人口に対する看護師の人数 都道府県ランキング

■人口当りの看護師の人数はどのくらい?

次に、人口に対する看護師の人数についてご紹介します。
人口10万人に対する看護師の人数、全国平均は約900人です。人口約110人に対して、看護師が1人いる計算です。

人口当りの人数で考えた場合、1番看護師の人数が多い都道府県は、どこでしょうか。

■人口10万人に対して看護師が多い都道府県 ベスト10
 1位    高知県    1409.0人
 2位    鹿児島県    1311.1人
 3位    佐賀県    1277.7人

 4位    長崎県        1264.4人
 5位    熊本県        1244.4人
 6位    宮崎県        1231.0人
 7位    石川県        1228.5人
 8位    大分県        1215.2人
 9位    島根県        1207.5人
10位    鳥取県        1184.6人

1位は、高知県です。全国平均に比べて、1.5倍以上の看護師がいます。
2位以下には、九州の各県がランクイン。

なぜ『高知県』が突出して多いのでしょうか??

次のグラフは、都道府県別の1人当たりの医療費と、人口10万人当たりの看護師人数の関係です。1人当たりの医療費が高い都道府県は、人口当たりの看護師人数が多いという相関があります。その中でも、高知県は突出して1人当たりの医療費も高いことが分かります。
都道府県別 看護師の人数と医療費の相関関係グラフ

●『高知県』の現状と、看護師が人口に対して多い理由

1. 高齢化が進行し、1人暮らしの高齢者が多いため、医療機関が頼りにされている

65歳以上の比率である高齢化率が、1位の秋田県(35.6%)に続いて、2位の高知県(34.2%)。

2. 通院に不便な中山間地域が多く、家庭での療養が難しいため、病院が介護・養護の受け皿に

高知県の病床数は、昭和41年(1966年)に全国1位となり、それ以降ずっと1位をキープしています。
人口に対する医師の人数は、徳島県、京都府に次いで、全国3位。病院と医師は、都市部に集中しており、在宅療養ではなく入院療養となる率が高くなっています。
人口に対する外来の患者数は、全国13位であるのに対して、入院数は、全国1位。それだけ多くの看護師が必要とされていることが分かります。

■人口10万人に対して看護師が少ない都道府県 ベスト10

 1位    埼玉県    636.8人
 2位    千葉県    673.5人
 3位    神奈川県    686.6人

 4位    茨城県        687.0人
 5位    東京都        768.8人
 6位    愛知県        777.8人
 7位    栃木県        784.7人
 8位    宮城県        821.4人
 9位    大阪府        831.6人
10位    岐阜県        833.8人

人口に対する入院患者数が少ない都道府県が、上位にランクイン。
都道府県 人口10万人対 看護師人数マップ

看護系大学の定員 都道府県ランキング

最後に、都道府県別の傾向を、看護大学の定員という視点からご紹介します。
■看護師になれる大学の定員が多い都道府県 ベスト5

1位    東京都        2,411人 (10.7%) 
2位    千葉県        1,745人 (7.8%) 
3位    大阪府        1,430人 (6.4%)
4位    兵庫県        1,320人 (6.0%)
5位    愛知県        1,357人 (5.9%)

看護師の人数が多い都道府県は、看護師の卵も多いですね。1位の東京都は26の大学、2位の千葉県は18の大学、3位の大阪府では16の大学で、看護師資格を取得できます。地方から進学する学生も多く、そのまま地元に戻らずに就職することも多いのが特徴です。

■看護師になれる大学の定員が少ない都道府県 ベスト5

1位    富山県        80人 (0.36%)
2位    山形県        123人 (0.55%)
3位    鹿児島県    125人 (0.56%)
4位    香川県        130人 (0.58%)
5位    大分県・高知県・島根県    140人 (0.62%)

1番定員が少ない富山県は、国立富山大学の医学部看護学科のみ。2位の山形県には、山形大学 医学部看護学科と、山形県立保健医療大学 看護学科の2校。3位の鹿児島県には、鹿児島大学 医学部保健学科 看護学専攻と、私立の鹿児島純心女子大学 看護栄養学部看護学科の、2校があります。

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参考資料
厚生労働省 「平成28年 衛生行政報告」, 「平成28年度 国民医療費の概況」「平成28年 医師・歯科医師・薬剤師調査」「平成26年 患者調査」
内閣府「平成30年版高齢社会白書」
文部科学省「看護系大学の現状と課題」
高知県健康政策部医療政策課「高知県の医療・介護の現状と今後の対応」